「ペン入れが出来ない!」漫画・イラストのペン入れのコツを画像付きで解説

「ペン入れが苦手」

「立体感のあるカッコいいペン入れがしたい!」

そんな方に向けてこの記事を書いています。

 

今回は、初心者でも実践可能なペン入れのコツを6つ画像付きで紹介します。

 

この記事では、アナログとデジタルどちらでも共通して言えるペン入れのコツを紹介します、

ですので、どちらの環境の方も安心して読み進めてください。

ペン入れとは?

ペン入れとは、鉛筆などで書かれた下書きを上からインクなどで描き直すことを言います。

 

ペン入れが上手くいかない4つの理由

1、下書きが雑過ぎる

下書きが雑過ぎると、ペン入れが上手くできないことがよくあります。

下書きの線が何本も重なった線になっていると、どの線をなぞってペン入れをすればいいのか分かりにくいです。

 

できるだけ余計な「迷い線」を減らした下書きの方が、スムーズにペン入れができます。

 

迷い線とは、下書きの最中に出る重なった無駄な線のこと

 

2、ペンが絵に合っていない

ペンが絵に合っていない、これもペン入れが上手くいかない理由の一つです。

 

「強弱をつけた線を描きたいのに、ボールペンを使う」

「流れるようなはらいを表現したいのに、ミリペンを使う」

「一定の太さの線が引きたいのに、Gペンを使う」

これでは思うようなペン入れをすることが難しいです。

 

強弱をつけた線を描きたいなら、Gペンや丸ペンなどのペンがいいでしょうし、

強弱があまりつかない一定の太さの線が描きたいなら、ボールペンやミリペンなどを使った方が上手くペン入れができるはずです。

 

重要なのはペンの特性に合わせて、ペンを使い分けることだと思います。

 

3、筆圧のコントロールが出来ていない

筆圧のコントロールができていないと、上手いペン入れをするのは難しいです。

 

ペン入れは簡単に失敗できない作業なので、

初心者の人は緊張で指先に力が入りすぎて、必要以上に筆圧がかかった太い線を描いてしまうことがよくあります。

逆に筆圧が弱過ぎる人もいます、筆圧が弱いとヨロヨロした力のない線になってしまいます。

 

筆圧は強過ぎても、弱過ぎてもダメです。

 

リラックスした状態でペンを握り、腕と手の両方を使って線を描くことが大切です。

 

4、線に強弱がついていない

線に強弱がついておらず、全て同じ太さの線で絵を描くと上手いペン入れにはなりません。

 

もちろんワザと、線に強弱をつけない画風や絵柄もあるので、線に強弱がついていないのが「絶対ダメ」と言うわけではありません。

 

しかし線に強弱がついている方が魅力的な絵になる可能性が高いです。

 

下の画像は、線の強弱がついていない絵とついている絵です、ぜひ見比べてみてください。

 

線に強弱がついていない絵

 

線に強弱をつけた絵

 

そこまで大きな違いはないようにも見えますが、

やっぱり線に強弱がついている方が、魅力的な絵になると思います。

 

ペン入れが上手くなる6つのコツ

ここではペン入れが上手くなるコツを画像付きで6つ紹介します。

アナログで描いている人もデジタルで描いている人も参考になるものだけを紹介します。

 

1、下書きは丁寧に描く

上でも紹介しましたが、下書きを丁寧に描くとペン入れがスムーズにできます。

逆に下書きが雑だと、どの線をなぞっていいのか分からなくなるので、ペン入れに時間がかかってしまいます。

 

雑な下書き

 

丁寧な下書き

 

下書きのコツは、どの線をなぞればいいのか一発で分かるような下書きを描くことです。

慣れたきたら雑な下書きでもいいと思いますが、ペン入れに慣れないうちはハッキリとした線で下書きを描きましょう。

 

2、絵に合わせてペンを使い分ける

絵に合わせてペンを使い分けるのも、上手いペン入れをするには大切なことです。

 

主なペンの使い分け方

キャラクターや動物などの生命をもつものは、線に強弱がつけられるペンを使う(Gペン、丸ペン、カブラペンなど)

背景、機械などの人工物は、均一な太さで線が描けるペンを使う(ボールペン、ミリペンなど)

 

3、描きやすい流れをみつける

丁寧な下書きを描き、絵に合ったペンを用意したら、次は描きやすい流れをみつけましょう。

 

「描きやすい流れ?」

となっている方もいると思いますので、詳しく解説します。

 

ここで言う、描きやすい流れとは「自分が綺麗に描ける線の角度や方向」のことです。

例えば、下から上に向かって線を描くのと、上から下に向かって線を描くのどちらが描きやすいですか?

 

当然、上から下に向かって線を描くほうが描きやすいですよね。

そのように人には「描きやすい流れ」というものがあります。

 

その「描きやすい流れ」で描くために、紙をグルグル回しながらペン入れすると綺麗にペン入れが出来ます。

 

4、絵を立体的に見せる「Tのルール」を意識する

絵に奥行きや立体感を出したい場合「重なり」を意識する必要があります。

 

では問題を出します!!

「この絵を立体的に見せたい時、ある場所を濃くなぞるだけで立体的な絵になります。さてそれはどこでしょう?」

 

正解は・・・

 

 

 

ここです!!

赤い丸印がつけられている場所を濃くなぞるだけで、絵は立体的になります。

 

「どうですか、最初に見せた絵より立体的に見えませんか?」

 

これは「Tのルール」と呼ばれるものです。

 

先ほど赤い丸印をつけた部分をよく見ると、「T」の字が隠れているのが分かると思います。

そう、この「T」の字を濃くなぞるだけで立体的なペン入れができるのです。

 

5、アウトラインを濃くなぞる

絵のアウトラインを濃くなぞることで、メリハリのあるハッキリと分かりやすい絵になります。

 

6、質感を描き込む

斜線などを使って質感を描き込むことで、密度の高い絵になります。

 

実践編:ペン入れの6つのコツを総復習!!

最後にペン入れの6つのコツを実践していきます。

ここでのペン入れは「クリップスタジオペイントEx」を使っています。

 

ペン入れのコツ1、下書きは丁寧に描く

 

ペン入れのコツ2、絵に合わせてペンを使い分ける

ペン入れのコツ3、描きやすい流れで描く(紙を回しながら描く)

この絵では2つのペンを使い分けて描きました。

「丸ペン」

丸ペンは軽く強弱がつくペンなので、人物や服を描くのに使いました。

「マジックペン」

マジックペンは全く強弱がつかないペンなおで人工物を描くのに使いました。

 

ペン入れのコツ4、Tのルールを意識する

 

ペン入れのコツ5、アウトラインを濃くなぞる

 

ペン入れのコツ6、質感を描き込む

では、最後の服などに質感を描き込みます。

 

では、どうなったのか?

 

 

 

ダラララララララ・・・・・

(ドラムロール)

 

 

 

ダンッ!!完成です。

 

「どうです、結構カッコいいペン入れが出来たんじゃないですか?(自画自賛)」

 

ペン入れの6つのコツを使っていない絵と見比べてみてください。

 

均一な線で描いた絵

 

ペン入れの6つのコツを使って描いた絵

 

ペン入れの6つのコツまとめ

1:下書きは丁寧に描く

 

2:絵に合わせてペンを使い分ける

 

3:描きやすい流れで描く(紙を回しながら描く)

 

4:Tの字の部分を濃くなぞる(Tのルール)

 

5:アウトラインを濃くなぞる

 

6:質感を描き込む

クリスタを使えばペン入れが上手くなる!?

クリップスタジオペイントは、他のペイントソフト に比べ特にペン入れがやりやすいです。

上記で出てきた絵も全てクリップスタジオペイントで描いています。

 

クリップスタジオについて詳しく知りたい方はこちら

「CLIP STUDIO PAINT PRO」のメリットを絵描き歴7年の私が紹介する!!