「レイヤー操作の基本を学ぶ!」初心者向けクリスタのレイヤーの使い方講座

「最近クリスタを使い始めた」

「レイヤーの仕組みがよくわからない」

 

そんな方に向けてこの記事を書いています。

 

今回は、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のレイヤーの基本的な使い方についてまとめました。

 

レイヤーとは?

Wikipediaではこのように説明されています。

レイヤー (Layer) とは、グラフィックソフトウェアなどに搭載されている、画像をセル画のように重ねて使うことができる機能のことである。レイヤとも呼ばれる。日本語では層、重ね合わせの意味である。

Wikipediaより引用

「うん・・・どうゆうこと?」

この説明では、いまいち理解できないと思うので、もう少し分かりやすく端的に説明したいと思います。

 

レイヤーとは簡単に言うと、ガラスの板のようなものです。

そのガラスの板1枚1枚に絵を描いて、それを重ね合わせると一枚の絵が完成するといった仕組みです。

 

なぜレイヤーが必要なのか?

レイヤーが必要な理由は簡単です。

 

「後から編集するのが簡単だから」です。

 

例としてこちらのイラストを見てください。

aalmeidah / Pixabay

もしこのイラストを描いた後に「月の大きさを変えたい」と思っても一枚の紙に描いている場合修正することが難しいです。

 

しかし「木」「鳥」「月」とレイヤーを分けて描いている場合、月だけの大きさを変更するのは簡単です。

「鳥」が描かれたレイヤーを取り除けば、鳥のいない「木」「月」だけの絵にすることもできます。

 

つまりレイヤーを使うことで、素早く綺麗に修正や変更をおこなうことができるのです。

 

だからと言ってレイヤーの枚数を増やしすぎると、データが重くなるデメリットもあるので、レイヤーの使い方には注意が必要です。

 

レイヤーの基本的な使い方

これがCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のレイヤーの管理画面です。

 

この上にあるところでレイヤーの「追加」・「属性を付与」などをおこないます。

 

新規レイヤーの作成方法

上にある「角の折れた白い四角形」のアイコンをクリックすると、このように新しい「ラスターレイヤー」が追加されます。

 

同じ列の一番右にある「ゴミ箱」を押すと選択中のレイヤーを削除することができます。

 

「角の折れた白い四角形」の左にある「立方体」が描いてある方の白い四角形のアイコンをクリック

すると「ベクターレイヤー」を追加することができます。

 


 

「ラスターレイヤー?・・・ベクターレイヤー?」

そんな疑問を持たれた方に向けて、ラスターレイヤーとベクターレイヤーの違いについて説明します。

ラスターレイヤー

ラスターレイヤーは、線を描く、色を塗るなどの基本的な絵を描く作業をおこなうときに使うレイヤーです。

 

どちらのレイヤーを使うか悩んだ時は「ラスターレイヤー」にしておくと、後から画像を編集しやすいのでおすすめです。

 

ベクターレイヤー

ベクターレイヤーは、線を描いた時の軌道を記録しているレイヤーです。

 

線の軌道を記録しているので、描いた線を後から制御することができます。

引き伸ばしたり、尖らしたり、凹ましたり、消しゴムで消して描き直さなくても線を編集できる特性を持つレイヤーです。

 

そのかわりに、ベクターレイヤーで描かれた線は、拡大縮小などの変形をおこなうと、線の粗さが目立つようになります。

イメージ的にはこのようなギザギザしたような線になります。

 

そして「ベクターレイヤー」は、色を混ぜたり、塗り重ねたりできません。

それ以外には、消しゴムなどで線を削って整えていく描き方もできません。

 

一見便利のように思えるベクターレイヤーですが、意外にも制限の多いレイヤーなので、使い方が難しいです。

 

後から線を修正することができる特性を活かすなら、直線的な人工物を描く時に使うと便利です。

ビル、PCやスマホ、ロボット、家具、などの直線が多い人工物を描くのに向いています。

 

レイヤーを整理する方法

ここからは、増えてしまいがちなレイヤーを簡単に整理する方法を紹介します。

フォルダー

フォルダーを作成すると、増えたレイヤーを簡単にまとめることができます。

フォルダーの作成方法は、新規レイヤー(ラスター・ベクター)を作成するアイコンのすぐ右隣にある「灰色の四角形」のアイコンをクリックすれば、フォルダーが作成されます。

 

フォルダーが作成されると、上の画像のように「フォルダー1」が表示されます。

 

そのフォルダーに向かってレイヤーをドラックすることで、フォルダーにレイヤーを収納することができます。

フォルダーに入っているレイヤーは、少し右にズレているのがわかると思います。

 

フォルダーにレイヤーを収納することで、数が多くてまとめにくいレイヤーを、簡単にまとめるとができます。

フォルダーの左にある三角形のアイコンをクリックすると、上の画像のようにフォルダーを閉じることができ、見やすいレイヤー管理画面を作ることができます。

 


 

フォルダーでレイヤーをまとめられるという話をしましたが、レイヤーの数が多過ぎるとフォルダーを使っても管理するのが大変です。

そこでそんな時に使えるのがレイヤーの「結合」と「転写」です。

結合

「フォルダー作成のアイコン」の右にあるアイコンを押すことで結合することができます。

「選択しているレイヤー」の下にある「レイヤー」と結合し、一枚のレイヤーになります。

 

転写

結合のアイコンの右にあるアイコンを押すことで転写することができます。

転写は「選択しているレイヤー」の下のある「レイヤー」に描いた絵を転写します。

そして選択したレイヤーは何も描かれていない新規レイヤーと同じ状態になります。

 

「結合」「転写」を使うことで、レイヤーの枚数を減らすのは、

「データを軽くする」ことと「レイヤーを管理しやすくする」2つの目的があります。

 

便利なレイヤーの属性紹介

最後にぜひ覚えて欲しい、便利なレイヤーの属性を紹介します。

クリッピング

例として赤と青のたくさんのブロックが描かれた絵を用意しました。

 

そしてレイヤーの状況はこんな感じです。

一番下にに赤いブロックを塗った絵のレイヤー下から二番目に青いブロックを塗ったレイヤーがあります。

そしてその上にクリッピングしたレイヤーがあります。

(「下のレイヤーでクリッピング」をクリックすると、クリッピングしているレイヤーの横には赤い縦線が入ります。)

 

「下のレイヤーでクリッピング」をONにすると、そのクリッピングしているレイヤーに描いたものはは、下のレイヤーに描かれている範囲でのみ表示されます。

 

クリッピングされたレイヤーに緑色で斜線を描くとこうなります。

クリッピングされたレイヤーに描画すると、下にある青いブロックを塗られたレイヤーにのみ描画されます。

 

逆にクリッピングしないで緑色の線を描くと、赤い部分とその周囲の白紙の部分にも緑色の線が描かれます。

 

クリッピングの活用方法

クリッピング機能を使うことで、はみ出す事なく綺麗に色を塗ったり線を描くことができます。

髪などの上からどんどん色を塗り重ねて描いていくようなところを描く時に使える機能です。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は、クリスタのレイヤーの基本的な使い方について説明しました。

 

最後までこの記事を読んでいただいてありがとうございました。